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透明シールで「白色」を印刷する方法!白版(しろばん)の役割と入稿データ作成ガイド

2025年11月12日

🎨 透明シールで「白色」を印刷する方法!白版(しろばん)の役割と入稿データ作成ガイド

透明素材のイメージ

透明素材に普通に印刷すると、背景の色が透けてデザインが沈んでしまうという経験はありませんか?実は、この問題を解決するプロの技が**「白版(しろばん)」**です。

今回は、白版の仕組みから、Illustratorでの入稿データ作成方法、白版を使う際の重要な注意点まで、透明シールで白色を印刷するための完全ガイドを詳しく解説します。

💡 この記事で分かること

  • 透明素材に普通に印刷すると背景が透ける問題
  • 白版(しろばん)の仕組みと役割
  • Illustratorでの白版データの作り方
  • 白版を使う際の重要な注意点
  • ラミネート加工の重要性

❌ 透明素材に普通に印刷すると背景が透ける問題

透明素材の課題

💡 問題提起

透明素材(透明PET、透明塩ビなど)に普通に印刷すると、以下のような問題が発生します。

⚠️ 背景が透けてデザインが沈む

透明素材にCMYKのインクだけで印刷すると、背景の色が透けてデザインが沈んで見えるという現象が発生します。

📊 問題の例

透明素材に普通に印刷した場合:

透明素材
├─ 背景の色が透ける
├─ デザインが沈んで見える
└─ 色が鮮やかに見えない

具体的な問題:

  • 背景が透ける – 透明素材のため、背景の色が透けて見える
  • デザインが沈む – 背景が透けるため、デザインが沈んで見える
  • 色が鮮やかに見えない – 背景の影響で、色が鮮やかに見えない

⚠️ 重要なポイント 透明素材に普通に印刷すると、背景の色が透けてデザインが沈んで見えます。この問題を解決するのが**「白版(しろばん)」**です。


🎨 白版とは?仕組みを徹底解説

白版の仕組み

✨ 白版の役割

**白版(しろばん)**とは、デザインの下地として白いインクを敷く役割を担っている印刷版です。

🎯 白版の仕組み

白版は、透明素材に印刷する際に、デザインの下に白いインクを敷くことで、背景が透けるのを防ぎ、デザインを鮮やかに見せる技術です。

📊 白版がある場合とない場合の違い

白版なしの場合(NG例):

透明素材
├─ 背景の色が透ける
├─ デザインが沈んで見える
└─ 色が鮮やかに見えない

【図解】
透明素材
  ↓
[背景の色が透ける]
  ↓
[デザイン(文字だけ)]
  ↓
[背景が透けて見える]

白版ありの場合(OK例):

透明素材
├─ 白版(白いインク)を敷く
├─ デザインが鮮やかに見える
└─ 背景が透けない

【図解】
透明素材
  ↓
[白版(白いインク)]
  ↓
[デザイン(文字)]
  ↓
[鮮やかに見える]

💡 重要なポイント 白版は、デザインの下地として白いインクを敷く役割を担っています。白版があることで、背景が透けるのを防ぎ、デザインを鮮やかに見せることができます。


📐 白版の印刷順序

印刷順序のイメージ

🔄 印刷の流れ

白版を使用する場合の印刷順序は、以下の通りです。

  1. 白版(白いインク) – デザインの下地として白いインクを敷く
  2. CMYK(カラーインク) – デザインを印刷
  3. 仕上げ – ラミネート加工など
📊 印刷順序の図解
【印刷順序】
1. 透明素材
   ↓
2. 白版(白いインク)← デザインの下地
   ↓
3. CMYK(カラーインク)← デザイン
   ↓
4. 仕上げ(ラミネート加工など)

💡 プロのアドバイス 白版は、デザインの下地として白いインクを敷くことで、背景が透けるのを防ぎ、デザインを鮮やかに見せることができます。


🛠️ 入稿データ作成の具体的な手順(デザイナー向け)

デザイン作業のイメージ

🖼️ Illustratorでの白版データの作り方

Illustratorでの作業

1️⃣ レイヤー分けの重要性

レイヤー分けのイメージ

✨ レイヤー分けの基本

白版データを作成する際は、レイヤー分けが重要です。通常のデザインデータと白版データを別レイヤーで作成することで、明確に区別できます。

📋 レイヤー構成の例
レイヤーパネル
├─ 通常のデザイン(CMYK)
│  ├─ ロゴ
│  ├─ 文字
│  └─ イラスト
└─ 白版(K100%)
   └─ 白版を敷く部分

⚠️ 重要なポイント 白版データは、別レイヤーで作成することで、通常のデザインデータと明確に区別できます。


2️⃣ 新規レイヤーを作成

新規レイヤーの作成

📋 手順
  1. レイヤーパネルを開く(ウィンドウ > レイヤー)
  2. 新規レイヤーを作成 – 「白版」など、わかりやすい名前に変更
  3. レイヤーを最下層に配置 – 白版は最下層に配置
✅ レイヤー名の付け方
  • 「白版」 – わかりやすい名前
  • 「WHITE」 – 英語表記
  • 「白インク」 – 日本語表記

💡 プロのアドバイス レイヤー名は、わかりやすい名前にすることで、後から確認しやすくなります。


3️⃣ 白版を敷く部分を選択

白版を敷く部分の選択

📋 手順
  1. 白版を敷く部分を選択 – デザインの下に白版を敷く部分を選択
  2. コピー – 選択部分をコピー(Command+C / Ctrl+C)
  3. 白版レイヤーに貼り付け – コピーした部分を白版レイヤーに貼り付け
✅ 白版を敷く部分の選び方
  • 文字の下 – 文字の下に白版を敷く
  • ロゴの下 – ロゴの下に白版を敷く
  • イラストの下 – イラストの下に白版を敷く

⚠️ 重要なポイント 白版を敷く部分は、デザインの下に白版を敷く必要がある部分を選択します。


4️⃣ K100%(黒色)でデータを作成

K100%でのデータ作成

📋 手順
  1. 貼り付けた部分を選択 – 白版レイヤーに貼り付けた部分を選択
  2. K100%(黒色)で塗りつぶし – 選択部分をK100%(黒色)で塗りつぶし
  3. アウトライン化 – テキストの場合は、アウトライン化(書式 > アウトラインを作成)
✅ K100%で指定する理由
  • 白版の指定方法 – 白版はK100%(黒色)で指定するのが一般的
  • 明確な区別 – K100%で指定することで、通常のデザインと明確に区別
  • 印刷時の認識 – 印刷時に白版として認識される

⚠️ 重要なポイント 白版データは、K100%(黒色)で指定するのが一般的です。K100%で指定することで、印刷時に白版として認識されます。


5️⃣ レイヤーを非表示にする

レイヤーの非表示

📋 手順
  1. 白版レイヤーを非表示 – 通常のデザインを確認するため、白版レイヤーを非表示にする
  2. 出力時に表示 – データ入稿時は、白版レイヤーを表示する
✅ レイヤーの管理
  • 通常時 – 白版レイヤーを非表示にして、通常のデザインを確認
  • 入稿時 – 白版レイヤーを表示して、データを入稿

💡 プロのアドバイス 白版レイヤーは、通常のデザインを確認する際は非表示にし、データ入稿時は表示するように管理します。


📋 データ入稿時のチェックリスト

チェックリストのイメージ

✅ 白版データの確認

  • 白版データがK100%(黒色)で指定されているか
  • 白版データが別レイヤーで作成されているか
  • レイヤー名がわかりやすいか(「白版」「WHITE」など)
  • 通常のデザインデータと区別できるか
  • フォントがアウトライン化されているか(テキストの場合)

⚠️ よくあるミス

  • 白版データがRGBで指定されている – CMYKのK100%で指定する
  • 白版データが通常のデザインと混在している – 別レイヤーで作成する
  • レイヤー名がわかりにくい – 「白版」「WHITE」など、わかりやすい名前にする

⚠️ 重要なポイント 白版データの入稿時は、K100%(黒色)で指定し、別レイヤーで作成することが重要です。不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。


⚠️ プロ推奨!白版を使う際の重要な注意点

注意点のイメージ

🛡️ ラミネート加工を強く推奨

ラミネート加工の重要性

✨ インク剥がれ防止

白版ありの場合は、ラミネート加工を強く推奨します。これは、インク剥がれ防止のためです。

⚠️ ラミネート加工なしの場合
  • インク剥がれ – 白版のインクが剥がれやすい
  • 耐久性の低下 – 耐久性が低下する
  • 品質の低下 – 品質が低下する
✅ ラミネート加工ありの場合
  • インク剥がれ防止 – 白版のインクが剥がれにくい
  • 耐久性の向上 – 耐久性が向上する
  • 品質の維持 – 品質を維持できる

⚠️ 重要なポイント 白版ありの場合は、ラミネート加工を強く推奨します。ラミネート加工により、インク剥がれを防ぎ、耐久性を向上させることができます。


📐 白版のズレ(見当ズレ)の対策

精密さのイメージ

⚠️ 見当ズレが起きる可能性

白版を使用する場合、**白版のズレ(見当ズレ)**が起きる可能性があります。

📊 見当ズレとは

見当ズレとは、白版とCMYKのインクの位置がずれることです。

見当ズレが起きた場合:

【正常な状態】
透明素材
├─ 白版(白いインク)
└─ CMYK(カラーインク)← 白版の上に正確に配置

【見当ズレが起きた場合】
透明素材
├─ 白版(白いインク)
└─ CMYK(カラーインク)← 白版からずれて配置
   └─ 白版がはみ出して見える

✅ 見当ズレの対策

見当ズレを防ぐため、以下の対策を推奨します。

📋 対策方法
  1. 白版をわずかに拡大 – 白版をわずかに拡大することで、見当ズレをカバー
  2. 専門スタッフに相談 – 見当ズレの対策について、専門スタッフに相談
  3. テスト印刷 – 可能であれば、テスト印刷で確認
📐 白版の拡大方法
  • 0.2mm程度の拡大 – 白版を0.2mm程度拡大
  • デザインに応じた調整 – デザインに応じて調整

💡 プロのアドバイス 見当ズレを防ぐため、白版をわずかに拡大することを推奨します。ただし、デザインに応じて調整が必要な場合がありますので、専門スタッフにご相談ください。


📝 まとめ

まとめのイメージ

透明シールで白色を印刷するには、**白版(しろばん)**が重要です。

✅ 白版の3つのポイント

  1. 🎨 デザインの下地として白いインクを敷く – 背景が透けるのを防ぎ、デザインを鮮やかに見せる
  2. 🛠️ K100%(黒色)でデータを作成 – 別レイヤーで作成し、K100%で指定
  3. 🛡️ ラミネート加工を強く推奨 – インク剥がれ防止のため

🎯 Illustratorでの白版データの作り方

  1. レイヤー分け – 白版用のレイヤーを作成
  2. 白版を敷く部分を選択 – デザインの下に白版を敷く部分を選択
  3. K100%で塗りつぶし – 選択部分をK100%(黒色)で塗りつぶし
  4. レイヤーを管理 – 通常時は非表示、入稿時は表示

⚠️ 重要な注意点

  • ラミネート加工を強く推奨 – インク剥がれ防止のため
  • 見当ズレの対策 – 白版をわずかに拡大することで、見当ズレをカバー
  • 専門スタッフに相談 – 不明な点は専門スタッフに相談

🎯 高品質な白版印刷は専門家に

信頼のイメージ

🌟 下町印刷所の専門オペレーター

白版印刷は高度な技術が必要であり、下町印刷所の専門オペレーターがデータをチェックし、安心して発注できます。

✨ 専門オペレーターによるチェック

  • データの確認 – 白版データが正しく作成されているか確認
  • 見当ズレの対策 – 見当ズレを防ぐための対策を実施
  • 品質の保証 – 高品質な仕上がりを保証

🎯 安心して発注できる理由

  • 専門知識 – 白版印刷に関する専門知識
  • 豊富な実績 – 多くの白版印刷の実績
  • 品質へのこだわり – 高品質な仕上がりへのこだわり

💡 下町印刷所の強み 白版印刷は高度な技術が必要であり、下町印刷所の専門オペレーターがデータをチェックし、安心して発注できます。お気軽にお問い合わせください。


🎯 下町印刷所で白版印刷を

下町印刷所のサービス

下町印刷所では、白版印刷を承っております。専門オペレーターがデータをチェックし、高品質な仕上がりを保証いたします。

🌟 お客様へのサポート

  • 専門オペレーターによるチェック – 白版データが正しく作成されているか確認
  • 見当ズレの対策 – 見当ズレを防ぐための対策を実施
  • ラミネート加工の推奨 – インク剥がれ防止のため、ラミネート加工を推奨
  • 無料見積もり – ご希望の内容に応じた最適なプランをご提案
  • 専門スタッフによる相談 – 白版印刷についてのアドバイスも承ります
  • 柔軟な対応 – お客様のご要望に応じた柔軟な対応

📞 お問い合わせ

  • 電話:0120-882-805(営業時間:平日9:00〜17:00)
  • Webからのお問い合わせシールドットコム

白版印刷についてご不明な点がございましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。無料見積もりも承っておりますので、ご希望の内容をお知らせいただければ、最適なプランをご提案いたします。


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